心をゆっくりさせたいときには
星野道夫さんの本をよく開きます。
心の揺れ幅が大きくなったときに
ゆっくり、ゆっくり、呼吸が整う感じですごく好き。
私が紹介するまでもなく皆様ご存知だと思いますが
『アラスカ 風のような物語』 小学館文庫
『旅をする木』 文春文庫 などなど
写真の数々から、しんとした大自然の空気が伝わってくるようで
星野さんが見ている世界が、そのまま私の目の前にあるかのように
ありありと、フレームからじゃなくて、瞳を通して見ている感じ
綴られた言葉のひとつひとつが、想いの真髄を語っていて
優しくて、哀しいけど、暖かい。
運命や、大自然の持つ力や、「どうしようもない何か」をみつめながら、
それでも希望を信じている、そんな想いが伝わってきます。
アラスカの、自分と大自然だけが対峙している世界で
オオカミが星野さんのカメラをくわえて走っていったエピソードには
自分も雪の中を「ちょっとちょっと、カメラ!」と慌てて走っているような気にすらなって
野生の厳しさは絶対だけれど、相容れる瞬間を垣間見たりする
おすすめの本です・・・!もしまだ読んでない方がいらしたら、ぜひ☆
元気になりますよ☆☆☆