スペイン旅行記:バレンシア編。

スペインツアーで一緒だった横浜のYさんが

「仕事で仙台に行くから会える?」と連絡をくれたので

本日、夕暮れ時の仙台駅にて、スペインの旅の思い出を話せる時間がありました

同じ景色を観て同じ時間をすごしてきた話をできてワクワク。

一番思い出に残っている場所が、同じくモンセラと聞いてさらにワクワク。

「あのツアーは、行く先々でラッキーだったよね」と言われて

本当にそう思います!と、ありありとスペインの時間を思い出して幸せなひとときでした

なので、スペイン旅行記。2日目は飛ばして、この横浜のYさんつながりで思い出した話を書きます

旅の7日目、バレンシアでの出来事です。

旅も終盤にさしかかったというのに、疲れもせず、毎日の訪れが楽しくて仕方ない中で

私は添乗員の I さんに、どうしてももうひとつお願いがありました

トレドでマサパンのお店に連れて行ってくれたり、空港のサッカーチームのオフィシャルショップ情報を教えてくれたり、

超・イレギュラーなお願いにもかかわらず臨機応変に願いを叶えてくれた I さんは

「もうこれ以上無理な願い事はされないだろう」と、 油断していただろうと思います

なので私がまたもや、「あのう・・・お願いがあります・・・」と話しかけると

一瞬ひるんだ様子で、「・・・。なんですか?」とワンテンポ置いて聞き返しました

ここでめげなかった自分を誉めてあげたい。(誉めるべき対象は応えてくれた I さんですが)

意を決して、

「現地のスーパーマーケットに買い物に行きたいんです!」と今回もたたみかけるようにオーダー

というのも、私は気に入った土地では、その国の生活を感じられるお店に行くのが大好きで

それは量り売りの果物屋さんだったり、アイスクリーム屋さんだったり、郵便局だったり、街角にあるパン屋さんだったり、ちょっと奥まったところにある隠れ家的カフェだったり。

なのでスペインでもぜひ、現地の人たちが毎日の食料品を買いに行くお店に一度は行きたくて、思い切って I さんに相談してみたのです。

前にもブログに書きましたが、私が参加したツアー。要所要所をピンポイントで押さえた見事な充実スケジュールで

バスの運転手さんの勤務時間も決まっているし、ちょっとでも何かがずれたらすべてがずれるから朝食後の集合時間から絶対に守らないとだめ。

なのでこの、「現地のお店に買い物に行きたい!」という願いはかなりムボウなものでした。だめもとで頼んだようなもの。

そんなオーダーを聞いて、「うーん・・・」と、 I さんは考え込み、そして、

「時間がね・・・。時間が。時間がないんですよ、このツアーは。

でも、僕もそういうのキライじゃないんで、ちょっと考えてみます。実はおすすめのマーケットがあるんです」、と答えてくれました。

やったー!!!

というわけで、現地に詳しい I さんおすすめの、食材豊富なMercadoの写真 (の一部) がこちら!

 

 

お肉もお魚もナッツもチーズもオリーブも卵も果物もワインもハムも、ありとあらゆる食材がもりだくさん。

もうね、この至福感・・・。言葉が見つかりませんでした、ワクワク最高潮。

「30分です。30分厳守で!30分後に向かいの通りに集合ですよ!」というエキスパート添乗員 I さんの声をスタートに

ここにもツアー参加者全員で向かいました。皆すごく喜んで。

で、今日、横浜のYさんに会ってなぜこの時間を思い出したかというと

大きな大きなmercadoの中で、(うう、どれもこれも食べたい・・・でも持って帰ることができる食品は限られているし・・・)と、ウロウロしていると

「いた!探してた!ちょっと来て!」とYさんが私に駆け寄り

「あのね、このお菓子買いたいんだけど、量り売りで、だからスペイン語で注文して?」とのこと。

「任せて!」と自信を持っては言えませんでしたが

私の知りうるスペイン語総動員&ジェスチャー3割増しで、焼き菓子屋さんのお姉さんに意思疎通をはかり

無事に買い物をお手伝いできたときはほっとしました・・・・

このときYさんが買ったのは、「食べると願いが叶うお菓子」らしく

そっとひとつ分けてくれて、とびきり美味しかったです。(何を願い事したか忘れちゃったけど!)

今日はYさんとお会いして、そんな楽しいひとときを思い出した夕方でした。楽しかった!

 

ところで、私がスペイン語を勉強しようと決心したのはMarc Anthonyの歌を聴いたのがきっかけですが

なぜ周囲に、(N先輩以外に)、こんなにカッコいい音楽を聴く人がいないのかずっとずっと不思議でした

なぜ日本でもっと注目されないのか、不思議で仕方がないと思っていました

このリズム!この旋律!この言葉の響き!そしてMarcの声!(見た目はあまり興味なし)

ステキすぎます。

聴いたことがない曲なのに(そもそもサルサというジャンルだと知ったのも最近)、

メロディもリズムも言葉(の音)もなぜかすごく懐かしく思えるのは、郷愁を誘うような音楽だからでしょうか

それはともかく、フラプラ号で移動するとき私はほとんどMarc Anthonyを聴いているので

どの曲のどのタイミングでリズムをずらすのか、どの曲のどのタイミングで楽器のアレンジがぐっと変わるのか

そんなところまで聴き込んでいるという自信があります

なので、歌っているスペイン語の言葉も、なんとなーくカタカナで覚えていたりして、「これはいったい何て言ってるのかなー」と思いながら

るんる~ん!というノリで、口ずさんだりしていたのです。

なのですがやっと自分でCDを購入し歌詞カードが手に入り、ちょっとした時間に

「えーと、この単語は、一人称現在形で・・・」などと時々手探りでスペイン語の意味を見てみると・・・

 

・・・。

・・・・・。

・・・・・・・!!!

 

どこまでも、愛。

ただひたすらに、愛。

圧倒的すぎ。この情熱。情熱の濃度230%以上。(←当社比。?)

1曲の中に、まるで映画1本分のストーリーが濃縮されているような愛情の濃密さ

「うわー、もう、充分!Marc, わかった!わかったから!!!(←何を?)」と言いたくなるような

「え?そういう話だったの?!」とひるんでしまうような

もしかしてラテンな世界はこれが普通なの・・・?

どう考えても、とてもじゃないけど、私向きの世界じゃない。

そんなことも知らずに、るんる~ん!と口ずさんでいた自分のムボウさがこわい。

しかもこんなにMarc Anthonyの音楽を好きになってしまって、もう戻れない・・・

だってリズムもメロディも言葉の響きも大好きで仕方なくて

なのでせめて、フラプラ号移動時、きっちりと、しっかりと、窓を閉めて聴いてます(←あまり意味はない。でも花粉対策にもなって一石二鳥)。

日本でまだメジャーじゃない理由がよくわかったような。サルサ好きな人が集まったら熱くて圧倒されそうな。そんな気が致しました。

 

この2日ほど、花粉によるダメージで体力&気力を消耗して寝込んでいましたがようやく回復してほっと安堵

住んでる環境が合わなくなっているような、それならいっそのこと引っ越そうかと思って、そう話したら、行く先々ですべての人に大反対されてびっくり

100%の割合で反対されるなんて・・・。これはさすがに慎重に考えようと思います
「木を切れば少しは良くなるのでは?」と言うことになりしばらく様子を見てみます。

それにしてもこの時期の花粉の威力。年々強くなるような気がする。皆様も気を付けておすごしくださいね。

 

明日も、明るい一日を。

あなたが笑顔ですごしていますように。

世界が平和でありますように。

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