ヨーロピアンな日々

愛読書、増加中。

青池保子さんの作品 『アルカサル』 を読むにつれて、

スペインの歴史とその中の人間模様や建築物、景色や人々の暮らしに興味が湧くのです

何度読み返しても新しい発見があるのは

史実に沿った話の展開と、建物や景色の描写の美しさで

(ああこの建物、観てきた)(あ、この景色、知ってる!)というシーンが漫画の中のあちこちにあり

そして、人の動きはもちろんだけれど、馬の走り方など、かなりの気合で描いたのでは・・・とその本気度が伝わってきて

まさかこんなにハマる漫画に出逢うとは思ってもみませんでした

それで、あまりにも『アルカサル』 が面白いので

ついに、『修道士ファルコ』 も取り寄せてしまいました!

『アルカサル』 に関連した話も入っていて、スペインを舞台にしつつドイツにも話が進み

スペインとドイツなんて私のストライクゾーンふたつ!!!

というわけで、慌ただしい毎日をすごしながら

ほ~っとするひとときに、面白い漫画をワクワク読み進めております

私は本を読むのが速いので漫画はほとんど買わないのですが(すぐ読み終わっちゃうから)

『アルカサル』 は、歴史が詰まっているためかボリューム満点で大満足です

ところどころに挿し込まれている、現地での取材のエピソードなども興味深くて

きっとこの作品は、長い年月と緻密な取材を経て、たくさんの想いがこもったものなのだろうなと思います

絵はレトロだけれど、何度読んでも新しい。

スペイン語を毎日コツコツ勉強しながら、ふと 『アルカサル』 を読むと

(この作品の内容、当然、登場人物は全員スペイン語でしゃべっていたのだろうなあ)と思って不思議な気持ちになります

それに、ドレスや装飾品の描写はもちろん、馬の動きや庭園の陰影なども本当に緻密で感嘆

今年の私の愛読書ベスト1に決定。

 

そんなスペインに夢中な私は

フランスにはまったく興味がありません

ドイツに住んでいた頃、日帰りで1回行って、この国はもう十分、と思いました (しかもパリの「とらや」に宇治金時かき氷を食べに行っただけ)

言葉がゴツゴツしていて落ち着かず、映画も私にとって(どうかそうならないでほしい)というストーリー展開が多いので苦手

お菓子も料理もファッションも音楽も、フランスものは興味なし。「意外!」と言われることもありますが、ほんとうに興味がないのです

なのですが・・・

パンだけは、別。

フランスの、パンの美味しさは、格別。

今日も、数か月に一度行く、フランスの粉で作っているこだわりのパン屋さんに行きました

お昼休みにフラプラ号でたま~に行くそのお店は、

店内に3人入るともうぎゅうぎゅうづめ、というスペースなのですが

いつ行ってもお客様がいて、次々パンが売れていきます

美味しいのです

今日もウキウキしながらお店に入り

真剣にパンを見つめて、幸せいっぱいに迷いました

どれもこれも美味しそう、どれにしよう、どれにしよう・・・♡

ナイス、フランス!

で、今日はここで嬉しいサプライズがありました

(よーし、やっぱり、大好きなオリーヴ入りの野性的なパンと、くるみ入りに決まり!)と厳選チョイスし

「あのう、スライスしてもらっていいですか?」と店主さんにお願いしたら

もちろん!と切ってくれながら、何やらひとりごとを言っていて

(このお店の店主さんはとても話好きのようで、しょっちゅう話かけてくれます)

突然おもむろに、私が選んだパンと同じパンを棚からもうひとつ持ってきて

「あのね、切ってみたら、オリーヴが少なかったから、こっちにしましょう」と

オリーヴがたくさん入っているパンを選んで取り替えてくれたのです

うわあ、ありがとうございます!オリーヴ大好きなんですよ!と嬉しくなって言うと

「あっちのパン生地のほうがオリーヴの量は多いですけど、このパン生地も美味しいっすよね」と自画自賛してました

相変わらず面白い人だなあと思いました

ほんとにたまにしか行かないから、認識されているハズがないんですけど

行くたびに何かしら話しかけてきて、面白いパン屋さんで楽しく

私がフランスを見直す機会になるお店です。(年に数回はフランスに粉を仕入れに行くそうな・・・すごい・・・)

明日のランチ分も買ってきてあるのでるんるん気分が続いております♪

 

今月の期間限定クッキーの、トリュフチョコレート&粗挽きアーモンドがラスト焼成です。

毎月誕生させている期間限定クッキーは、取り寄せている材料の量の関係でたくさんは焼けずすみません。

嬉しい感想の数々、ありがとうございます!

 

明日も、明るい一日を。

あなたが笑顔ですごしていますように。

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