今週も全力投球な日々をすごしております♪ 毎日があっという間
週末も楽しみな時間がありテンションMAX。なんとかこの日までにスペイン旅行記を完結させたいですが間に合わなさそうと思いつつ
早速サングラスの衝撃の続きを綴ります。
ところでこのブログをご覧の方々に、シェスタの習慣がある人はいないと思いますが
私はスペインに行くまで、(シェスタって昔のしきたりなんじゃないの?いまどき、毎日お昼寝するって想像つかない。)と思っていました
だって、昼間の2時~4時って、一日の中で一番活動的になる時間帯のような気がして。
子供のころから昼寝キライだった私としては(眠くもないのに一斉に寝かしつけられて眠れないプレッシャーが大嫌いな幼稚園児でした)
「毎日昼寝する」なんて、想像つかない世界です
なのですが今回のスペイン滞在中のハプニング3つめのサングラス事件(事件?)を通じて
シェスタがスペインで確固たる地位をキープしていることを痛感しました
以下、そのエピソード。
マドリッドに到着した翌日。スペインの輝く太陽の下、普段は決して身に着けないサングラスを取り出し
思い切ってかけたのも束の間、足元に散らばってしまったサングラスを見て私は
【あー・・・
なんか、テンション下がるー・・・
せっかく持ってきたのに。これ、けっこうかさばるのをがんばって持ってきたのに。スペイン到着翌日にこんな状態って。】
と、しょんぼりし
うなだれながら、「聞いて・・・」とミネさんに報告しました
サングラス(だったパーツ)を見て、ミネさんはこらえきれずに笑っています
笑いながらもテキパキと対策を考えてくれるミネさん。
「うわ~、どれどれ?どんなふうに壊れたの?見せて見せて。これはネジがないとどうしようもないね・・・、でも意外と、テープでなんとかなるんじゃない?ちょっと待ってて」と
速攻でオシャレな和紙素材の紙テープを持ってきてくれて
「これでぐるぐる巻きにすればいいよきっと。手帳に貼れるテープだから、明日サラマンカにこうやって多めに持って行って!」と至れり尽くせり。
そんな頼もしいサポート&紙テープで補強したサングラス。
この様子を写真に撮っておけばよかったです
なかなかカッコよく巻きつけられたのです
なのですが・・・
やはり、紙テープはサングラスの重さを支えきれず
しばらく歩いたらパタリとチカラ尽きたようにフレームが取れました
ショックで気分凹みます。
仕方がないので私はサングラスをオペラグラスみたいに持ちました
けれどこれまた歩きにくいし安定しないし超不自然で挫折
(もう、知らない!)と
私はマドリッドからサラマンカに移動してしばらくのあいだ裸眼(+コンタクトレンズ) ですごしました
ですがそんなときに限って、サングラスの重要性を聞かされるのです
それは語学学校の帰りに「ランチ食べにいこ!」と明日香ちゃんと歩いてるときのこと。
私:「今日の授業もついて行くのに必死だった・・・。ところで明日香ちゃんのクラスってどんな授業してるの?」(注:明日香ちゃんのクラスは一番難易度の高いクラス)
明日香ちゃん(以下、A)「んーと、今日は医療のトピックスでしたね。クラスメートに医者がいて、話がそっちに行きがちなんです。」
私:「うわあ、難しそう!私たちのクラスの今日の話題は、“Naomi って日本の名前じゃないだろう。ヨーロッパの名前じゃん” と先生に言われて、“いやいや日本の名前ですよ、漢字もあるし”って必死で説明してたの。だいたい私、ヨーロッパ各地行ってるけど、Naomi っていう名前のヨーロッパ人に会ったことないもん。まあそれは置いておいて、医療の話題ってどんなこと話すの?」
A:「えっと、白内障のことでしたよ」
私:「白内障!?日本語でも難しそうなテーマだけど・・・。内容は?」
A:「直射日光がよくないらしいです。サングラスはいいものを使え、とそのお医者さんが力説してました」
・・・・・。
なぜ、このタイミングで、この話題。
いや、むしろ、このタイミングだからこそ、この話題?
行けと。サングラスを直しに行きなさいと。誰かに言われている気分になりました
明日香ちゃんの話を聞いて私は速攻でサングラスをアパートに取りに行き、修理してくれる眼鏡屋さんを探しに出発
アパートのオーナーいわく、「眼鏡屋はたくさんあるから心配いらないよ!僕たちのお気に入りの店は地図に印つけといたからね」 とのことだったので
意外とハードル低そう、と思って、軽い気持ちで出かけました
そうしたらこれが・・・
どこに行ってもシェスタ中なのです
語学学校の午前の授業が終わるのが13時で、その後に街中に出かけるとどうしてもシェスタにかかってしまって
延々と探し続けたのに、どこに行ってもシェスタ中で開いてない。
アリエナイ。
私の【昼寝キライ度】がMAXに達しました。
さらに試練は続きます
シェスタに妨げられて何度か出直し、そのたびに道に迷いつくし、眼鏡屋さんを探し始めて3日目。ようやく夕方に開いてる店を見つけて事情を説明したら
「う~ん、これはネジが小さすぎてうちでは直せないね」とのこと
Made in Japan のサングラスが、スペインでは規格外の細かさらしいのです
日本の技術ってこんなところでも違うのね・・・
仕方がないので別の眼鏡やさんを探しに歩きました
近代的なお店を見つけてすがる思いで入りました
それなのに、答えはまた同じ。「このサイズのネジはうちでは直せない」とのこと。
もう、ヤダー・・・
と、私がうなだれているのを見てお店の人が気の毒に思ったのか
「この通りの次の道を行って、向かい側にある眼鏡屋さんに行ってみて。もしかしたらそこなら直せるかもしれないから。直るといいね!」とアドバイスしてくれました
ウン。ありがとう。と、気を取り直し、言われるままに教えてもらった店に向かい
権威的な看板があるお店の扉をおそるおそる開くと
そこには白衣を着たスタッフがいて、私の拙いスペイン語の説明を聞き、奥から上司(これまた白衣!)を呼んできて
「キミはここで待っていなさい」と言ってお店の奥に引っ込み、
ガタガタ・・・・と棚を探すような音と、ガシャン、ガシャン、と何かをどうにかしている音が続いた数十分後
「さ、これでいいだろう」と、フレームが元通りになったサングラスを、しかもピカピカに磨いてくれて、手渡してくれました
私のこのときの安堵感といったら、もう!!!
さらに、修理代、2ユーロでいいとのこと
それまでの苦労がいっきに吹き飛び、サングラスに愛着が湧いて
この日から、現地人並みにサングラスを使いこなした私でした♪
長くなってしまいましたが
以上でハプニング3つめ。【アンチシェスタ決定 およびサングラス愛用】 になった出来事のレポートを終わります。
出発直前にスーツケースが開かなくなり、到着直後にサングラスが形を変え、
アパートに着いたら洗濯機が使えず・・・
今なら笑って振り返れるけれど、そのときはもう必死で
そしてその甲斐あって、スペイン語でのコミュニケーションに果敢に取り組めました
スペイン滞在中の驚愕のハプニングはあと2つ(も)あって
エレガンス路線を行きたい私としては、書いていいものかどうか迷う内容なのですが
ここまで書いたら全部書いてしまおう!とも思ってます(がまだ未定)
だいたいね、穴に落ちるって、ふつう考えられませんよね(←しかも超イケメンのアーティストの庭で 涙)
それにね、真夜中に予約したタクシーが来ないってありえます?(←このときの私の焦りぶりは最高潮)
と、かる~く前フリをしつつ、続きはまた後日。Hasta la proxima !