大のお気に入り

足音が聞こえると、首をかしげた姿で私を探す太郎です。
帰宅するときの何よりの楽しみはこの太郎のお出迎え。といっても、この姿に会えるのは季節限定です。ご覧の通りの黒柴で、太陽が顔を出す季節は(すでに今日あたりからも)日陰にさっさと身を隠し、寒さも嫌いなため冬は小屋で、よくまあ身体が凝らないものだと感心するほど丸まっています。
そして、迎えに来たことをアピールするのがまた面白い・・・「うおおお~ん、うお~ん」直訳すると、「おかえり~、おかえり~、迎えに来たぼくは偉いでしょ?」という感じ。自己アピールの術は我が家でダントツ一位です。一体誰が教えたのか??といつも不思議に思うほど、とにかく自分を売り込むことが上手な犬☆
太郎に関してはエピソードがたくさんあるのですが、ある日「ふひ~ん」という悲鳴が聞こえるので「ど、ど、どうした!!!」と外に飛び出すと、どこにもいない。庭のどこにもいないのです!!!いない!いない!そしてどこからともなくまた「ふひ~ん」まさか拉致???でもどこに??とおろおろしていると、ずぼっという音がして、なんと!!!庭の物置の下から、足が出て→鼻先が出て→顔が出て。にょにょ~~んと出てきた太郎は、穴を掘って遊んでいたら、気付いたらすっぽり入って、引き返せずに慌てていたのでした。ああ、良かった・・・ようやく「えい!」と脱出したときの、太郎の、焦りと驚きと不安と照れ隠しの入り乱れた顔が忘れられません。きっと太郎はもう、忘れているのだろうなあ~。毎日目が離せない、とびきり可愛い犬自慢でした(このネタは自慢にならないか)。

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