一部の方々には認めてもらえませんが
私は、普段、無口です。
そして極度の人見知りでもあります。
知らない人がたくさんいる場所に行くのがキライです。
大勢の人前で話すなんてとんでもない。
ずっと自分のことをそう思ってきているのですが
なぜか、なぜなのか、【社交的な人】とイメージされていることが多々あり
そのギャップに戸惑っているのです
ほんとうは、こんなに内気なのに。
(と、ここまで書いて、各地からツッコミが来そうなので話題を変える 笑)
イメージのギャップといえば、あんまりなイメージのことを書きます
話は先日のフラプラ号事件第2弾の日にさかのぼり
ウルトラ級に会話が楽しい、音楽も映画も食べ物も、この人のオススメなら間違いない!というN先輩に
フラプラ号の修理の予約に会社へお邪魔した時のことです。
浅田次郎の話題になり
(きっと、N先輩も浅田次郎を好きだろうな。特に、『天切り松 闇がたり』なんて、絶対ストライクゾーンだろうなー)と思っていた私は
「『天切り松 闇がたり』って、読みました?」と問いかけました
N先輩:「ああ、あれ、うん、わかるわかる。いいよね。何年か前に、2巻くらい読んだなー」
私:「やっぱり!私、天切り松が本当に大好きなんですよ、ああいう人たちがいたらいいのに!最新刊⑤が先日出て、これまた最高でしたよ!」
N先輩:「あの男気がいいよね。浅田次郎って天才だよね。えーと、たしか、花見のシーンが出てくる章があってさ・・・」
私:「お花見の話ですか?どの章かしら。」
N先輩:「えーと、主人公のお姉さんが出てきて・・・」(と記憶をたどってる)
私:「わかった!!!お姉さんを探しに行って、寅兄が救い出してくれて、えーと、白縫の話!」
N先輩:「そう!それ!白縫!あの話、号泣した。浅田次郎、いいよね。人情あり、笑いあり、涙あり。浅田次郎本人も相当いろんな経験してるんだよね」
私:「そうなんですよ、小説家になりたくて小説みたいな人生まで歩んじゃったって、エッセイに書いてました」
N先輩:「うん、確か、浅田次郎が17~18歳くらいのときの事件で面白いのがあってさ・・・」
っていうような会話で、私は浅田次郎の面白さを分かち合えて、熱く天切り松を語って大満足し
「よーし、今日は帰りにフラプラ号を洗車もしてこよう!」と、先日の、フラプラ号強化月間 が起きたわけです。
ちょっと前置きが長くなってますが、皆様、ついてきてくださってますか?
話は、予想外のイメージを突き付けられた意気消沈に向かいます
この日、フラプラ号を預けなくてはならなくなった予想外の展開に
私は、なんとか、落ち込まないように気持ちを奮い立たせていたのです。
母の前でもできる限り明るく。「こんなことあったよ、てへ☆」っていうようなノリで、気丈に、
一日の出来事を時系列に沿って、N先輩の会社での浅田次郎を語る会話も再現し、
そしてその後、洗車をしに行き、なぜフラプラ号をメンテナンスに出すことになったかを、母・S子に報告しました
要は、心配をかけたくなかったのです。ほんとうは黙っておきたかったけど、さすがに代車使ってたら、何かがあったのは一目瞭然だし。
そうしたら・・・
よりによって、母・S子は・・・
「あらー・・・それは大変だったわね。
それにしても、N先輩さんも、小説の話題が合う女の子がいるなんてびっくりしてるでしょうね、“普通じゃない”って思ってるでしょうね」なんて言い放つのです。
私は思わず聞き返しました(いつもは何か言われてもわりとスルーするけど、これは聞き逃せなかった)
私:「え?今、何て言ったの?普通じゃないって、言ったの?」
S子:「うん。やっぱりあなたは普通じゃないわよ」(←キッパリ)
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・・・。
!!!!!!!!!
娘に向かって、普通じゃないってどういうこと!!!
私は、あまりの暴言に言葉を失い、呆然と・・・呆然と、立ち尽くしました
自分だって、私が勧めた『天切り松 闇がたり』を、面白いって言ってたじゃない!!!
一瞬、母・S子の奇想天外なエピソードのあれこれ(注:母の天然ぶりは、ウルトラ級です)を並べて抵抗したい衝動にかられましたが
フラプラ号がそばにいない心理的ダメージで弱っていたところへ
「普通じゃない」という、不意打ちのアリエナイ発言を受けて、意気消沈。
なんかこう、私の人生に、まるっとまるごと、ダメ出しされたような
母に、そんなイメージを持たれていたことに、打ちのめされました・・・
今までの人生の中で、「変わってる」と言われることは、時々あって
そういう人たちは私から見て「変わってる」人たち。イコール、私はふつう。
「変わってる」人たちとの会話って楽しいし
面白い生き物を見るような目で見られることがあっても、(この人は、きっと私を誤解しているんだろうなー)と思って
別に傷つくことはありませんでした
「変わってる」って言われて、「今、なんと?」と聞き返したくなるような人に対しては、
上等じゃん・・・って、立ち上がれる感じ?
ですが、
「普通じゃない」という言葉は、やけに破壊力がある。
絶対、これを受け入れるわけにはいきません。ダメ。絶対。
というわけで、せめて、「普通じゃない」ではなく、「変わってる」をボーダーラインに、生きて行こうと
心の底から誓ってます。
人見知りについて書こうと思ってたのにまた大幅に話題がそれました
先日、とっても楽しい方々とランチをご一緒させていただく機会があり
「人見知りしてなければ、もっと前からいろいろお話出来たのに!」と思った出来事、また近々書きます。
そして、【脱・人見知り】を決意したら、早速、人見知りしてちゃできないような任務が降ってきました
なんと!学位授与式の、学位を渡す教授の介添え役を壇上で。
それだけでももう内心パニックになりそうなのに
ななななななんと!
ひとりひとり学生の名前を読み上げるのも、私とのこと。(これこそ、普通じゃないですよ!!!)
どうしよう・・・人前に立つのが本当に苦手なのです、話すのはもっと苦手なのです、
そして、そういうときに、きっと、私はカミカミになります!!!言い間違いの山になります!!!(嗚呼・・・ありありと想像できてこわい・・・)
そしてそして、
もしそんなことになったら、絶対、私は、笑ってしまう!!!(号泣)
誰かたすけてー・・・。
そう思っていたら、母・S子が
「あら。私が代わろうか?」と、にこにこと言い放ちました
くやしいことに、反論できません。むかーし昔、地元放送局のアナウンサーだった母は、こういうのが得意なのです。
もしも、もしも。
卒業式の壇上に、見慣れない女性がいたら、それはもしかしたら・・・?
(いいえそれはありません!私、ガンバリマス!)
今月のクッキーの、「紫芋&ホワイトクーベルチョコ」は、来週ラスト焼成です。
ご注文くださった方々からの嬉しい感想の数々、いつもとびっきりの元気の素です。皆様本当にありがとうございます!
明日も、明るい日でありますように。
あなたが笑顔ですごしていますように。