奇跡のりんご

今日もウルトラ級のおすすめの本をご紹介。

『奇跡のりんごスープ物語』 山﨑 隆著 講談社

フレンチのシェフの山﨑さんが、木村秋則さんのりんごを使った「奇跡のりんごスープ」を作り上げるまでの実話

夢中で読み進めて、あっという間に読み終わって、そして続けてもう一度読み返しました

ほんとうにいいものを作りたいという情熱が響きます

そして様々な偶然っていうのはきっと必然なのだろうなと。この本を読み進めながら、何度もそう思った

様々な人生模様、様々な人間模様。本当にいいものを作りたいという想い、想い描いたものを作り上げる方々の着実な努力とそれを支える周囲の方々が

本当に本当にすごい。泣けました・・・

私のこのブログには、「まあまあいいよね」じゃなくて、「とびきりウルトラ級におすすめ!」というものだけを綴っています

これも間違いなく、心が元気になる本だと思う。機会があればぜひどうぞ!

 

ところでこの本を読もうと思ったのは、先日取り寄せた「奇跡のりんごスープ」がきっかけです

ひとくち飲んで、あまりの美味しさに、「りんごになりたい!」と思ったことは先日綴ったとおり。

今思い出してもその美味しさにうっとりするほど・・・。早くまた食べたい!

ですが私はもともとフランス料理に興味が【全く】なくて

ドイツに住んでいた頃も、フランスに対して【全く】ココロは動きませんでした

これはもう相性というか持って生まれた性質というか。フランス菓子も興味がありません。

なのでこの本も、(う~ん、フレンチのシェフが書いた本?フランスには興味がないのだけれど面白いかな・・・)と、読む前まで偏見を持っていたのですが

そして案の定、本に書かれているスープを作る試行錯誤の工程を、(う~ん、やっぱり、フレンチはそういう料理観なのね・・・)とも思ったのですが

それはともかく、そんな心配を忘れてぐいぐい惹き込まれる山﨑さんのストーリー展開の中に

思いがけず、スペイン料理のシェフが登場

「な、な、な、なんで、ここでスペイン?!」と、驚きつつとっても嬉しくなりました

なぜならこのシェフがまた素晴らしくて。

早速ウェブサイトを調べてみたら、素敵な雰囲気のお店の写真と、シェフの想い、そしてそのお店の自慢のスペイン料理メニューがずらりと書かれていて

どれもこれも食べたい!

そして思わず笑ってしまったのが、私が愛してやまないスペイン料理のトルティーヤが

このお店のメニューには「スペインの卵焼き」と書かれていて

たまごやき・・・?

あれは、たまごやきだったの・・・?

おそらく、これを、「オムレツ」と書かないことのこだわりが、何かあるのだろうと思うので

いつの日か、食べに行ってお店の人に聞いてみたいなと。夢がひとつ増えました。

実際に行ってから、お店の名前などブログにもいつか書きますね。

 

7月の期間限定レシピのひとつ 【Special Fruits】には

この、山﨑さんが作った「奇跡のりんご ペクチン入り顆粒」をクッキー生地に練り込んでいます

りんごの香りは出せませんが(りんごの味をお菓子に活かすのはとても難しいと思います)

大切な成分をしっかり焼きこみました。

夏の日のティータイムに、幸せなハーブクッキーを楽しんでいただけますように。

 

明日も、明るい一日を。

もう金曜日!皆様、心地よい週末をおすごしください。

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