毎年恒例のオープンキャンパスという企画があり
大学の各研究室が、どんな研究をしているかを
来年度入学を考えている高校生たちに展示&説明する時間。
私が高校の頃こんな親切なイベントなかったなー。
東北にとどまらず全国から高校生が集まるこの２日間は
キャンパス内がぐ～んと活気づくスペシャルデイ。
私はこれにトラウマがあって、ブルーな気持ちで迎えました。
その訳は・・・
一昨年のオープンキャンパスのとき
研究室の教授が、「よかったら（仕事ひとやすみして）好きなとこ見て来たら」とおっしゃってくださったので
わーい！と、そのころとても興味があった天文学の研究室に行ってみたのです
ちょうど、仙台市天文台でイベントを主催したあとだったので
改めて、宇宙の研究ってどうなってるのかなー
星は？宇宙人は？宇宙船は？そもそも地球ってどこまで研究が進んでいるの？
そんなワクワクの疑問を浮かべつついろんな研究室を眺めていたら・・・
そうしたら・・・
某天文学研究室の助教が、キョロキョロしてる私に向かって、
「保護者の方ですか？」って。
保護者って！！！！！！！（号泣）
子供とはぐれた母親に見えたようで
「よかったら探しましょうか？」って。
宇宙の果てに突き飛ばされたような衝撃でした
エンジンかけたばかりの車でいきなりトップギアに入れたような見られ方
まだクリアしていない人生の数々の大事なイベントをすっ飛ばして
いきなり高校生の母親ですか私？！
わーん！！！と（心の中で）泣きながら自分の建物に小走りに帰り
落ち込んでたら、教授が、そんな私を見て「ど、どうしたんですか？」と心配して聞くので
「人生で初めて、高校生の保護者に間違われました」とぽつりとつぶやくと
「なーんだそんなこと
だって今日は高校生か保護者しか来てないんだから
どっちかに見られるとしたら、保護者でしょう？」と説明されました
ええその説明はまったく間違っておりません
正論です！！！
いっそのこと笑ってくれたほうがよかったのに（涙）
そんなトラウマをいまだに抱えつつ
今年は
気を取り直して担当してる研究室の皆様の様子を、見に行こうかなと出かけました
ロボットってどんなふうに動くのかな
医療機器の研究も興味あるな
と、あれこれ考えながら歩いてたら、構内でまさかのロストウェイ。
なんで私は自分の職場で道に迷ってるのか？
というかここはどこ！どこに行けばいいの！広すぎる！と焦ってたら
「おがさわらさーん！どうしたんですかー！」と、遠くから私を呼ぶ声。
たまたま、通りかかった秘書仲間のAさんが、挙動不審にウロウロさまよっている私を見つけてくれて助かりました
サバイバルなイベントに毎年翻弄されます（←たぶんそれは私ひとり）。
で、今年は、絶対「保護者の方ですか？」なんて言わせない。
そう固くココロに誓い、学内の人ですオーラをアピールし（道に迷ったけど）大成功。
ただ・・・
先日のBBQで、スコッパーのカツヤさんとゆきえちゃんと職業の話になって
なんとゆきえちゃんは高校の体育の先生と聞いてびっくり。
色白な秋田美人さんなのでむしろインドア派かと思ってた。
「ゆきえちゃんかっこいいね！私は大学にいるの。」と言ったら
「尚美ちゃんは大学で教えてるの？」って
まさかの大学教授発言。その発想素敵すぎる！！！
今までの数々のトラウマを一瞬で忘れさせてくれました。
人は見た目が７割（だったかな？）っていうけど
見る人によって全然違うものですね。
毎日の中で。一年以上を経て
日常を日常にしていくこの毎日の中で
笑える時間が今はすごくありがたい。
不意にやりきれない気持ちになるときが今はまだ重い。
明日も、明るい日でありますように。
