脱・人見知りの理由

それは、1通のメールから始まった出来事でした。

「来週、研究室のWさんの送別会ランチを企画してるんだけど

よかったら参加してくれないかな。」と、大学の秘書仲間:ともちゃんからのメール。

前にこのブログにもさらりと書きましたが

私は非常に人見知りするため

大学関係では、仕事で接する人としか、話をしたことがありません。

今年で5年目というのに、同じ建物にいる方々でも、名前と顔が一致していない人がほとんど(本当に、皆様、すみません・・・)。

圧倒的に男性が多く、しかも、世界的なご活躍の方々がずらり勢ぞろい・・・という環境に

委縮しているというのもあります。

そんな、非・社交的な私に、ともちゃんは

「送別会、尚美ちゃんが来てくれると楽しいし、ぜひ!」とのこと。

さすがに私は最初遠慮しました

「お誘いは嬉しいけれど、Wさん、お話したことないので、私が送別会に行ってもびっくりされるんじゃないかなー」と。

すると、

「ううん、絶対大丈夫!みんな楽しい人たちだよ!女子が私だけだから、参加してくれたら助かる」と、即レス。

「それに、カレーバイキングだよ!」とのこと。

うーむ。このカレーバイキング、一度行ってみたかったんだよね。

いえそれよりも、ともちゃんのチカラになれるなら行くしかない!

ということで、その翌週に企画されていた、送別会ランチに参加することに決めました。

ところが・・・

ここでまたハプニングがあるのが私らしいというかなんというか

送別会ランチの前日の夜。

メカニックスペシャリストのトシユキさんがメンテナンス完了したフラプラ号を納車に来てくれたとき

私は、うっかり、マスクをせずに車を受け取りに外に出てしまったのです

(あ、マスク・・・)と思ったけれど、肌寒い夜だったので、花粉も大丈夫かなと。

そうして外で立ち話をしばらくした後、家に入り

なんとなく・・・

なんとなーく・・・

イヤな予感がしたのです

こういうときの、イヤな予感はたいてい的中するのです

案の定、1時間ぐらいしたらマブタが赤くはれてきました

来た!花粉、キター・・・(号泣)

その週はいろいろ忙しかったため、体力も落ちてたのかもしれません

こうなると、必ず、翌朝がもっとひどいことを経験上知っているため

私は速攻でともちゃんにメールを送りました

「【件名:明日の件。】

ともちゃん、ごめん。もしかしたら、明日、大変なカオになるかもしれない。

今、必死にアイスノンで冷やしているけど、朝になったらますます腫れるかもしれない。

せっかく誘ってもらったのに、Wさんの送別会に行ける顔じゃないかもしれない。

あ、花粉のせいです。

とにかく、明日の朝にまたメールするけど、行けなかったらごめんね!」と。

そして翌朝、おそるおそる鏡を見ると・・・

やっぱり!肌が、大変な状態になっていて、泣きたくなりました

普段の私ならこんなとき、すべての予定をキャンセルするところです

それくらい、肌のダメージってつらいのです

ですが、ともちゃんのお誘いは断りたくないし

なぜか今回は、どうしても行きたいという気持ちに駆られ

アイスノンを3個、家から持って行って午前中冷やしまくって(注:仕事しながら)

「腫れが少し引いたみたいだから、なんとか行けそう!」と、メールを送り、送別会ランチに向かいました。

その日は雨が降っていて花粉が増える状況だったため、歩いていく勇気がなく

駐車場がない敷地と知りつつ、強引にフラプラ号で到着(守衛のおじさん、無理言ってごめんなさい)。

やっとの思いでたどり着き、マスクとアイスノンをバッグにしまい

「ともちゃん、私の顔、大丈夫?」と小声で確認(←こんな確認をする女子って・・・涙)

そんなバタバタした到着にも嫌な顔ひとつせず迎えてくださる穏やかな笑顔の方々に、ほーっと安堵し

人見知りどころかまるで懐かしい友達と会話するような感覚になりました(超優秀なサイエンスな方々に対して!!!)

会話のラリーが楽しい。どこに打っても返ってくる!!!という安心感に、(ほぼ)初対面にもかかわらず、のびのびと会話。

たぶん、Wさんたちは最初、呆気にとられたと思います。(この人、誰!このテンション、何!)と。

そして問題はその後です。

Wさんは、サイエンス界での素晴らしい活躍のほかにも

カレーとスパイスについても詳しく、日本全国世界各国楽しく追求されており

さらには自分でもスパイスの調合をしてお料理をしているとのこと

サイエンスな世界の話題にはどうがんばってもついていけませんが

料理の話は聞けば聞くほど面白い!!!

というわけで、あれこれカレーの話を聞いていた、そのときに・・・

Wさん:「インドは、北と南でカレーがまったく違うんです」

私:「どんなふうに違うんですか?」

Wさん:「ナンとご飯を一緒に食べるか、ご飯だけかも地域によって違います」

私:「ナンを食べない地域もあるんですね!ルーも違います?」

Wさん:「もちろん違います。材料も違いますし、さらさらしているか、とろみがあるかの違いも大きいですね」

Hさん:「なるほど。材料でカレーって味が全然違いますよね、シーフードカレーも美味しいですよね」

問題の発言はここから。

私:「え?!インドって、海、ありました?」 と、口走ってしまったのです。

一瞬にしてその場の5人の空気が凍りついたのを感じました

自分がアリエナイことを言ったのだと悟りました

とっさに隣の席のともちゃんに、「えーと、えーと、ほら、インドの方々って、シーフードを食べてるイメージがないでしょ?」と救いを求めると

「うーん・・・そ、そうかな~」と、弱~い援護射撃。

「というか、世界で、シーフードを食べない国のほうが珍しいんじゃないですか?」という研究室のNさんの指摘に

ぽつーんとしたキモチになりました

おっしゃるとおりでございます。

地球の一員として、常識として、どうなの自分。と、反省してます。

ガンバリマス。

 

そんな波乱万丈な(←私だけが 笑)送別会ランチではありましたが

思いがけない楽しさに元気をたくさんいただきました

Wさんの仙台に対するイメージを、最後に強烈にインプットさせていただきました!

ハーブクッキーにも興味もりだくさんに持っていただいて光栄です

もっと早くから会話してたら楽しかったなあと思う楽しさに

人見知りしてるのはもったいない。と実感したので

今年は、脱・人見知りで行こうと思います。(その前に、地理も学ぼう自分。)

 

気づけば3月も最終週

年度末&年度始めでお忙しい方々も、ラストスパートでしょうか

私は今週、ひとつトライするものがあり

この申請が通ったら、行動範囲を少し広げられるかな・・・と期待。

大学の学位授与式お手伝いをちゃんと乗り切れるかも、気になるところ。

どうか、壇上で、(私が)笑ったり笑われたりするようなことが起こりませんように!(←切実)

フラプラ号の塗装完了も待ち遠しいです

私は本当にこの車が大好きなんだなあと思います。

 

明日も、明るい日でありますように。

皆様心地よい週をおすごしください。

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