言葉のチカラ

3連休。皆様いかがおすごしでしょうか。

私は昨日、面白い時間の流れの一日でした

予定を変更して行く先々で、予想外の楽しさがあり

思いがけなくスペイン語の歌を大学祭で聴けて

なめらかな発音で歌っている学生さんたちに驚き!

すごい!と思って、思わず終わった瞬間に拍手していました

お祭りで賑わう中、人の多さに飲み込まれて道に迷ってしまい、スペイン語の歌は最後の1曲しか聴けなかったのと

私はアニメ映画はナウシカ以外観ないので、アナと雪の女王も観てなくて、その曲を知らなかったのですが

主題歌のスペイン語バージョンとのこと。綺麗な旋律だったなあ

スペイン語で歌を歌えるって最高の財産だと思う。私もがんばろうと思います!(注:おそらくMarc Anthony限定)

 

大学構内で道に迷ってしまった旨を、大学祭のステージ企画をお知らせくださったスペイン語のプロフェッサーに伝えたところ

「え?ここに来るまでの道で迷った?それはあまりにも・・・大丈夫なんですか・・・?」と真顔で言われて

やっぱり私は決定的な何かが足りないのかもしれない、と、とぼとぼと肩を落として退散。

その後フラプラ号を飛ばしてN先輩の会社へ駆け込み

借りていたもう1枚のMarc AnthonyのCDを返しつつ(やっとLylicを書き写した!我ながらがんばったー!)

ちょうど、仕事の手を休めて話をできるタイミングにたどり着いたらしく久しぶりにあれこれ話を聞いてもらって

(N先輩は私がどんなにとりとめなく話をしても、余裕でラリーを返してくれる珍しい人なのでのびのびとマシンガントーク)

スペイン語の勉強がとびきり楽しくて・・・と話したら

「大人になってからの、知識欲を満たされる時間って、最高だよね」と言われて

まさに、まさに、そのとおり。本当にそうだと思う。これぞ大人の醍醐味だと思います。

 

そんなSpanishに夢中な日々に加え、Marc Anthonyをいかに私が大好きかを語ると延々と話を続けられますが

昨日、Marc Anthonyのアルバムに収録されている曲のプロモーションビデオを見つけ

素敵だなー、とドキドキしながら観ていたら

Marc Anthonyが恋人役の女性とダンスするシーンがあって

思わず嬉しくなったのが、

「あ、このステップ、踊れる!」ということ。(注:ほんの少しだけ!)

私が通っているBSWには実はサルサは教える種目にないそうで(後から知った)、

競技としてのダンスや、表現(見せるため)のダンスには、私はどうしても興味が持てず(というかむしろ拒絶感)

じゃ、まずワルツを覚えましょう、と初心者コースに沿って言われたときに、速攻で

「サルサを覚えたくて来たんです!それ以外はいらないの!」と切々と訴えたところ、

(まったくこの人は仕方がないなー)、と思っているであろう先生が、サルサにも使えるステップをマンツーマンで教えてくれることになって今に至ります

サルサの、リズムとメロディに溶け込む感じが好き

この音楽の、音と言葉の中に溶け込む感じが大好き。

ラテンと対極な性格だと思って今まで生きて来た (というか今もそう思ってる) ので、スペイン語を通じてこんな世界に足を踏み入れるなんて、

我ながら自分の人生が面白いです。

 

ところで私は、言葉は何かを伝えるには足りないものだと思っていました

乱暴な表現をするなら、「言わなきゃわからない人は言ってもわからない」というくらいまで思ってた。

たとえば、伝えたいことが自分の心の中にあって

それを、言葉に置き換えた瞬間に、伝えたいことそのものじゃなくなるズレた感じがすごくイヤで

言葉にすればするほど、そのズレが大きくなる。それがなんともいえない孤独に感じられて

言葉を探しきれずに結局黙るか

精一杯言葉を並べて、やっぱり違う、とあとから落ち込むことも多かった(別に深刻な話じゃなくても!)。

言葉と行動が違う人も好きじゃない。震災後の日々の中で、本当に、それを痛感しました。

 

それでもこうして【言葉】を使ってブログを書くのは、伝えたいと思うことがあるからで、

そしてやっぱり時々越えられない何かをもてあましたりもしていて

おそらく私のブログの読者の皆様は、その、「伝えようとしていること」を汲み取ってくださっているのだろうなと思います

皆様いつもありがとう。

そんなふうに、言葉は、私にとって大切な表現の手段のひとつでありながら、

心のどこかであきらめていた(限界を感じていた)ものでもあったのですが

この夏から、言語のプロフェッサーにスペイン語を教えていただいている時間の中で

言葉というものに対する認識ががらりと変わりました

その先生のプロフェッショナルな言語の世界を垣間見るたびに

言葉はこんなにも、表情豊かにきめ細やかに伝える力があるものなのか、と感嘆

伝える力。表現する力。意を汲みとる力。想いを形にする力。響く音。

それらに気付けて嬉しかったです

今まであきらめてきていた「言葉のチカラ」を、少しずつ自分の中に育てて行けたらと思っています。(この時点で言葉が足りていませんが!)

 

昨日、午前中の予定を大幅に変更して、ヨガのクラスを夕方に替えてもらって行ったら

そのクラスに来た方が、会った瞬間、「え?!尚美さん、久しぶり!尚美さんに聞きたいと思っていたことがあって、ずっと顔が思い浮かんでいたの!」とのこと

午前中の予定を変更しなければ、数か月ぶりにここで会うことはなかったし (夕方のクラスは筋力使うヨガなので私にはハードルが高く今回初めての参加)

雨でキャンセルの人がいて、ふたりだけでレッスンを受けたというタイミングも絶妙

ヨガレッスンの終了後、かおりちゃんと、「なんでも聞いて!」と、いろいろな話をしてきました。深い時間だった気がする。

迷いや、何かを変えたい、と思うときって、それを意識して言葉に発した時点で、もう解決に向かっているんじゃないかなと思う。

私の言葉はまだ、そのものを伝えるには足りないけれど、何かのチカラになれていたなら嬉しいです

Tさん、また会えるのを楽しみにしています!!!

 

明日も、明るい一日を。

皆様引き続き心地よい連休をおすごしください。

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