字幕の魅力

惣領冬実さんの『チェーザレ』があまりに面白いので

『チェーザレ』つながりで、『ボルジア家』という海外ドラマの存在を知り

(とりあえず、試しに観てみよう)と、軽い気持ちで観始めました

余談ですが私は海外ドラマというジャンルに対して

「映画になりきれない中途半端な作品」というような、勝手なイメージを持っていたので(←かなり失礼でした 汗)

今まで手に取ったことはありません。

今回たまたま『チェーザレ』のムック本に、この『ボルジア家』が紹介されていて探してみたら

ちょうど行きやすい場所のTSUTAYAに在庫があることを知って、(まあ、試しに)と借りてきたのです

最初私は内心(あーあ、やっぱり、惣領冬実さんの作品のほうが面白いな。チェーザレのカッコよさも違う。しかも英語だし。これ、もしスペイン語だったら音の響きを聴きとる練習できたのになあ) などと思い

とことん派手な場面の多さに辟易し

残酷なシーンも多く、私はそういうのを一切観られないため

(あ、この先、無理)と思う展開になると速攻で音量をゼロにし画面を閉じ

(そろそろ場面変わったかな)という頃に画面を開く、ということを繰り返すので

飛ばし飛ばし観るしかなく、正味半分くらい観ていないかも

それでも観続けたのは、『チェーザレ』に出てくる人物が多々現れて「なるほど!」と思うことが多いのと

史実に沿った場面が各地にちりばめられているから。

さらに、衣装やアクセサリーや建物、小道具も素晴らしく、見ごたえがあります

そしてそれ以上に!!!

馬が!!!

素晴らしい演技力(?)!!!

場面の各要所要所を馬がピシッと決めていてすごい。本当にすごい。

加えて言うと、俳優もそれぞれ、自分でちゃんと馬に乗りこなしているのにも驚きました

衣装を着ながらにしてですよ?!

これ、相当難しかったはず。

さっと方向転換をしたり、いざというときに駆け足で走らせたり、ぴたりと止めるべきところで止めたり、乗り降りも手綱の扱いも素晴らい

我ながらマニアックなところに着目していると思いつつ、とにかく俳優の馬の乗りこなし方が見事!!!

などと感嘆しているうちにシーズン1を観終え、シーズン2を観終え、気が付いたら最終章のシーズン3を観始めていました

いつの間にか、夢中です。

当初、(このチェーザレ役は私の好みじゃない。だいたい、長髪でくるくるしたウェーブっていう時点でムリ。そもそもフランソワ(チェーザレ役の俳優名)って名前からしてフランスっぽくて問題外) などと、ものすごくナナメに観ていたのに

シーズン3になってからのチェーザレのカッコよさは圧巻。

うう。チェーザレ、カッコいい。と軽く敗北感です (ただ・・・ミゲルの役柄があんまりな設定でこれは残念)

そんなハイクオリティさに加え

極めつけに私が感動したのは、字幕。

私は映画を観るとき音源は英語で、字幕は日本語で観るのですが

海外ドラマを観慣れていなかったので、DVDの操作がよくわからず

音源で言語を選び、字幕の言語を選ぶ、ということに毎回(あれ?どうやるんだったかしら?)と手間取り

何かのはずみで、一度日本語の字幕でみたワンシーンを、英語の字幕でみました

その時に初めて気づいた、日本語訳の鮮やかさ!!!

英語のセリフを日本語で表すときの、ニュアンスが抜群に素晴らしい!!!

ここにそのセリフを紹介しても、皆さまにわかりづらいとは思うのですが書いてみます

チェーザレが敵の手紙の暗号の鏡文字を解こうとしているシーンで、「I wonder」というセリフが、「つきとめよう」という日本語訳になっていたのです

これは、すごい!と思いました。これぞまさに的確な表現。

それをきっかけにちょっとだけ、英語の字幕で観てから、日本語の字幕でもう一度観る、ということをやってみたら

直訳じゃない、けれども、その意味を最大限に活かしている。その表現力に、感嘆。

今までまったく気づかなかった、字幕訳のプロフェッショナルぶりに感激。

言葉の選び方、的確さに驚きました

というわけで上記に加え、俳優の演技力もすばらしく、ストーリー展開も史実を織り交ぜながらぐいぐい引き込まれる内容ですっかり海外ドラマの魅力のトリコ。

今日はそんな感動を職場のナチュラルビューティーな皆様に熱く語ったところ

海外ドラマに驚くほど詳しい方に、『チェーザレ』に関連する面白い海外ドラマも教えてもらいました

レオナルド・ダ・ヴィンチの話です

同じ時代に活躍した方々が多々登場するのでこちらも面白そう・・・

映画も本も、信頼している人のオススメがとびきり楽しみなので

読みたい本、観たい作品に囲まれて最高に嬉しく

そしてその感動を熱く語り合える方々との時間が楽しく

さらに!惣領冬実さんの作品を熱く語っていたら、たまたま、六本木で開催されているマリーアントワネット展に行ってきた方の話も聞けてびっくりです

今月行ってこようと思っていたから、まさかこんな身近に、そしてこのタイミングで、実際に行ってきた話を聞けるなんて(すごく良かったよ~、と聞いてワクワク!)

興味のある世界がどんどん広がり楽しみが増えて幸せ♡

(注:ここまで書いて今更の補足ですが、『チェーザレ』は惣領冬実さんの漫画で、『ボルジア家』は、チェーザレ・ボルジアが主人公の海外ドラマですよ~)

 

今月もクッキーの嬉しいお声掛けや感想が皆さまから届いて嬉しいです。

美味しさって、幸せの素だなあと毎日思います。

そんなハーブクッキーを作れてとても嬉しい。

皆さまに、ほ~っと心地よいハーブクッキータイムを楽しんでいただけますように!

 

明日も、明るい1日を。

皆さま心地よい2月をおすごしください♪

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