先日、秋田犬と対決してきました。(注:私が。)
私は犬全般、特に日本犬を好きで仲良くなる自信がありますが
正直言って秋田犬はあまり興味がありません
モコモコしていてぬいぐるみみたいで確かに可愛いけれど・・・
大きすぎるというか犬らしさを超えているというか
どう考えても、柴犬のほうが、いいえ太郎Jr. のほうがずっと可愛い!(←結局コレ)
それが決定的になったのは先日。
予防注射を受けに動物病院に太郎Jr. を連れて行ったときのことです
太郎Jr. は車に乗るのが大嫌いで(先代の太郎も同じく車嫌いでした)
昨年、愛車ジムニー(MA号)に乗せたら(降ろせー!降ろしてくれー!)と大騒ぎ。
Marc Anthony を聴かせてドライヴしても効果なしだったので音楽の趣味は私と合わないらしく(←違う)
今回は仕方なく歩いて連れて行ったのです
朝夕の散歩以外の時間に散歩用リードを目にした太郎Jr. の目の輝きといったら!
(え、散歩?!お散歩?!行く!行く!お散歩行くー!!!)と文字通り飛び上がり、高く高くジャンプして大喜びし
これから注射を打たれるなんてまったく知らずにウキウキ出発する太郎Jr. 。
いつもと違う遠距離コースでも不安がらず、細かいことは気にしないおおらかな太郎Jr.。
動物病院の扉を見た瞬間、(う、ここ、嫌い)と尻込みしたものの、(ま、いっか)とあきらめも早い太郎Jr.。
「うわあ~、大きくなりましたねえ。ちゃんと筋肉もついてるし、食事の量も合ってるようですよ。爪もちょうどいい長さ。運動してるからいいですね」と獣医さんに褒められスタッフのお姉さんにも優しく迎えられてまんざらでもなさそうな太郎Jr. は
やんちゃで暴れん坊な太郎Jr. を知っている獣医さんの 「注射しますから押さえていてくださいね」という言葉に
「ハイ!」と私が腕を伸ばすと、ぜ~んぜん注射を気にもせずに診察台でくつろいで大物ぶりを見せつけました
「あれ、全然嫌がりませんね。というか気づいてませんね」と獣医さんに笑われつつ
ああよかった~、動物病院がイヤな場所じゃないって太郎Jr. にインプットされたかな、と
私は安心したのです
安心したのです!(←2度書いた)
事件はその直後に起こりました
ありがとうございました~、と診察室を出ると
待合室にいたのは大きな大きな真っ白い秋田犬。
でかい。(←正直な感想)
でもほら、動物病院で会う方々って、動物を愛するという基本的な意識が一緒じゃないですか。知らない人でも「こんにちは。あら、可愛いですね」と会話がはずむじゃないですか。
私も「見事な秋田犬。可愛いですね~」と言葉をかけつつ会計を待つため別の椅子に向かおうとしたのです
そのとき自分の野生のカンが肌で感じとった(危険!)というざわめきを私は忘れられません
数秒後、(グルルルル・・・)という不穏な唸り声をあげてその秋田犬が太郎Jr. をにらみつけています
え、なんで?
と太郎Jr. も私も一瞬戸惑いました
というのも太郎Jr. はいつでもどこでも犬にも人にもにこにこにこにこ笑いかけて(やあやあこんにちは!友達になろう!)とまあるい瞳をキラキラさせ、周囲を笑顔に巻き込む陽気な性格で
これまで誰からも敵意をぶつけられたことがありません
なので唸り声を上げられて、その敵意を理解できずに太郎Jr. は油断したのです
次の瞬間、なんと、なんと!!!許せないことに、
その秋田犬が太郎Jr. の首を咥えて持ち上げ振り回しました
太郎Jr. は柴犬にしては体格のいい方ではありますが、3倍はある大きさの秋田犬に太刀打ちできるはずもなく
白熊みたいな秋田犬にくわえられ振り回されている黒柴の太郎Jr. の姿。信じられない光景に私は目を疑いました
やめてやめてやめて!!!
自分が何を叫んだか覚えていませんが何か叫びつつ無我夢中で2匹の間に割って入り
その場にいたすべての人(注:秋田犬の飼い主を含む)と動物たちが茫然と見守る中、
どうにか秋田犬から引き離し、太郎Jr. を腕に抱え込みました
(この秋田犬の飼い主何やってんのよ、マジふざけんな!!!)と頭の中で激しく抗議したのは
心臓がバクバクいって手と足が震えるのを必死にこらえ、太郎Jr. が私の目をしっかり見るのを確認してからです
しばらくしてその場にいた全員が止めていた息を吐いて意識を取り戻したように動きだしたのをきっかけに、私は診察室に太郎Jr. を連れ戻しました
「今そこで秋田犬に首を咥えられて振り回されたんです、傷ついてませんか、怪我してませんか、大丈夫ですか」と泣きそうになりながら診てもらい
幸いなことに、首輪の部分に歯が当たっていたらしく首輪が裂けただけで太郎Jr. は無事でした
よかった・・・
ホントよかった・・・
太郎Jr. は普段は抱っこされるのが嫌いで頑なに拒み暴れるのですが
まだ待合室に秋田犬がいるため、「危ないから離れたところまで連れていきましょう」、と動物病院のスタッフのお姉さんが抱き抱えると
神妙に腕の中におさまって大人しく丸まっています(←・・・)
お姉さんも太郎Jr. の可愛さに惹かれたのか、「もうちょっと先まで連れて行きましょうか」となかなか降ろそうとしません(←・・・・・)
その後、私と歩きはじめた太郎Jr. は何事もなかったかのようにてくてく家に向かいましたが
やっぱり怖かったのか、帰宅してからも私のそばを離れたがらないので
「よしよし、大丈夫。大丈夫。太郎はいい子だね。私がついているからね。今日はがんばったね、偉かった!もう怖いことないからね」となでながら繰り返し言い聞かせ
夕方の散歩のときにはすっかり元気を取り戻していて安堵しました
これは私の感覚ですが、秋田犬と柴犬ってあまり相性が良くないんじゃないかなと思います
今回の騒動の秋田犬は仔犬の頃に柴犬に鼻先を噛まれ、それ以来柴犬だけがダメになったらしい。そんなトラウマをうちの太郎Jr. にぶつけられても困る
まあとにかく、怪我なく無事でよかったです。
気を取り直して、標題の件。夢は寝かせる時間を経て実現することが多い!ということについて
ワクワク書きたい事柄があるのですが太郎Jr. のことを書きはじめたら思いのほか長くなったので次回書きます
長年想い描いて思いがけない展開で手に入った憧れのソファについてです♡嬉しくて嬉しくて快適で!読書のペースがますます上がりました
夢(願い)って、実現するまでのタイムラグがあるけれど、動き出すとスムーズ。皆さまもそんな経験あるのでは?
これって語学の習得にも通じるものがあるなあと思っています
私はスペイン語の響き(というかMarc Anthony の歌声)が好きで、初歩レベルのスペイン語をコツコツ勉強していますが
あるとき、ふと、(ああそういうことか!)と文法を理解できるタイミングが来ることに気づきました
それまで、知識としては頭にあっても理解できずにいたものが、ふと腑に落ちる瞬間、納得する体感が訪れる。
この感覚。夢の実現にタイミングがあるのと同じように、早めようと意識してもできることじゃないんじゃないかなと思うのです。その人に必要な熟成の時間がそれぞれにあるような・・・
というわけで次回は超お気に入りのソファが機を熟して手に入った幸せいっぱいのレポートをお届けします♪
ハーブクッキーのご注文をくださった皆さま、嬉しいご感想をお知らせくださった皆さま、ありがとうございました!至福のハーブクッキータイムを楽しんでいただけますように。
皆さま引き続き素敵な毎日をおすごしください♪