ウルトラ級のおすすめあれこれ③小説編

太郎Jr. も相変わらず元気です♪

仰向けにぐっすり眠っている太郎Jr.を見るとつい写真に撮りたくなります
熟睡度100%の気持ちよさそうな姿(野生度0%の油断ぶり・・・)

各地で大雨が続いて不安な状況ですごしている方々もたくさんいらっしゃる様子
一刻も早く天候が落ち着いて被害がこれ以上広がりませんように
穏やかな日常になりますように
コロナウィルス感染も日々拡大していて心配
皆さまどうぞ安心&安全&健康第一におすごしくださいね。

さて表題の件。
私は読書が好きで子供の頃から相当な冊数を読んできていることをこのブログにも何度か書きましたが
4年前にダイアナ・ガバルドンの『アウトランダー』に出逢って以来、海外小説をひたすら読んでいます
(『アウトランダー』の魅力については熱く綴っているこの記事あたり参照ください)

それまで「翻訳ものは読みづらくて苦手」と思って敬遠してきたのがうそのように
その魅力を見落としてきた年月を取り戻す勢いで
邦訳されているアウトランダー全巻を隣の市の図書館で読破&リピート(買いたいのに書店ではもう手に入らないから図書館が頼り)
アウトランダーをきっかけに交流させていただいている翻訳家の方にオススメの作品を教えてもらい、モニカ・マッカーティやリサ・クレイパスの名作を読み
続いてJ.D. ロブの面白さに驚愕し、イブ&ロークシリーズ完読(こちらも書店で購入できるのは新装1~3巻と比較的新しい巻のみ)
もうね。海外の小説家の方々の魅力溢れる作品に、ハート鷲掴みにされ続けています。

以前ブログにも書いたとおり、私は恋愛ものの小説に興味がなく(このあたり
【感動がすべての原動力】と自覚している私にとって、
「だから何?」と言いたくなるようなどうでもいい物語に心を動かされることはありません(←辛口ですみません)。

そんな低体温的(?)な私が、まさか、海外の恋愛小説にハマるとは我ながら驚きです
本当に、素晴らしく心動かされる作品が山盛りだくさんにある!!
というわけで今回は、この数年読んだ海外恋愛小説の中で厳選した作品をお伝えしようと思います
もちろんアウトランダーシリーズをダントツにオススメ。
それからハイランドガードシリーズもストライクゾーン。
この2シリーズは殿堂入り
それに続くウルトラ級オススメの小説がコチラ!

シーサイド・トリロジー(全4巻) ノーラ・ロバーツ著 竹生淑子翻訳 扶桑社
『海辺の誓い』『愛きらめく渚』『明日への船出』『恋人たちの航路』が邦題です
(余談ですが・・・邦訳作品で何が残念って、邦題と表紙が微妙という点(出版社さん&出版に関わっている皆さま、素人の失礼な意見で申し訳ありません)。
内容を無理矢理要約した邦訳をつけなくてもいっそのこと原題のままでもいいような。表紙は写真じゃなくてもいいような。どちらも何がベストかわからないけれど、手に取りたい!という吸引力が欲しいところ)

このシーサイド・トリロジーはノーラ・ロバーツの数ある作品の中でも初期の頃のものなので
新本を書店で購入できないのが残念で仕方ありませんが
名作中の名作、年月を経ても色褪せない魅力溢れる作品だと思います
なんとしても手に入れるか図書館で借りてでも読んでほしい

なにがそんなにオススメなのかというと
内容は恋愛小説のジャンルになるけれど(しかも超魅力的!)、
それ以上に、家族愛が・・・その素晴らしさが溢れてる。思い出すだけで泣きそうになるほどです
決して幸せな生い立ちじゃない、つらく悲しい幼少期を経てきた主人公たちが
血の繋がりはない家族を得て、共に成長していく姿
魅力溢れる登場人物たちが様々な展開の中で
お互いを思いやって人生を築き上げていくストーリーにぐいぐい惹きこまれます
これを実写化したら最高にヒットすると思う。というかぜひドラマで観たい!
1~4巻すべて面白いので全巻マストアイテムです。

マクレガー家シリーズ全巻 ノーラ・ロバーツ著
こちらもノーラ・ロバーツ作品。マクレガー家シリーズはいったい何冊出ているのかわからないほどですが
ぜひ順番に読むことをおすすめします(先祖、本人(ダニエル・マクレガー)、子、孫の代まで話が続くので順序立てて話を追いたい)
頑固で魅力的で実行力があり愛情溢れるマクレガー一族のストーリーはどれも
スリルとワクワクに満ちた展開でページをめくる手を止められなくなること間違いなし!
(ただちょっと・・・かなり前の作品のためか、翻訳が昔っぽいというか「いやそのセリフはないよね」というわざとらしさが気になったり時々文章が不自然だったりするのが残念)

どの登場人物も個性的なキャラクターで、よくここまで様々な魅力を引き出せるものだと感嘆するばかり
つくづくノーラ・ロバーツはずば抜けた才能のストーリーテラーだと思います


私は家族関係はクールなほう&親戚づきあいも少なめで
小説で読むような絆の深い家族というものを体験したことはありませんが
こんな家族に囲まれたらどんなに楽しいだろう、と幸せな気持ちに満たされます
それは普遍的な憧れというか、人が心に持つ優しさだと思う。
ノーラ・ロバーツの作品を読むと、そういう温かさに触れることができて
自分の人生の優しい要素になりそうな気がする(うまく言えないけれど、心にビタミンが補給される感じ。)

各作品、予想を超える展開とテンポのいい会話、魅力溢れる登場人物満載です
すでに書店では手に入らない名作の数々、ぜひなんとか入手して読んでみてください♡

イヴ&ロークシリーズ(既に51冊目!)もノーラの別名義での作品だし
何百冊と書き続けているノーラ・ロバーツ(ウィキベディアがこちら)が本当にすごいと思います
ヒーローもヒロインも誰一人としてキャラクターがかぶることなくそれぞれ個性が光るバラエティ豊かな人生模様で、ただただ感嘆するばかり。
マクレガー一族の中で、私はイアン・マクレガーが一番好きかな。ファン投票できたらいいのに。マクレガー家ファンで語り合えたらいいのに。と、マニアックにつぶやいてみた。

『銀盤より愛を込めて』マリアナ・ザバタ著 高里ひろ翻訳 扶桑社
これは2020年に邦訳出版された作品なので書店での購入が可能なはず(取り寄せになるかも?)
前にブログにも書きましたがペアのフィギュアスケートの物語です
スポーツにまるで興味のない私が、思わずウェブでフィギュアスケートを検索したほど。
スケートの世界で全力をつくすスケーターたちを応援したくなりました
夢に向かって全力で人生のすべてを注ぎこむひたむきで不器用で気難しいヒロインと
天才的な才能を誇りつつ圧倒的な努力し続けるヒーローのちょっとひねくれた優しさが温かく
ふたりが衝突しながらもお互いを認めて絆を深めていく様子に
笑ったり涙ぐんだり、ハラハラしたりほのぼのしたり
そして揺るぎない家族愛が温かい。
先日熱く伝えて早速読んだ方からも「面白い!」と大絶賛されて
感動の共有が嬉しい~~~
高里ひろさんの翻訳はいつもありありと心情と情景が目に浮かび、会話のリズムも絶妙で素晴らしいと思います。

と、ここまで書いて今更ながら気づいたのですが
私は「頼りがいのある男性」を好きなのと同時に
「家族愛」が惹きこまれるツボなのかも?
考えてみるとアウトランダーも家族の絆が紡がれていく話
ハイランドガードもクラン(氏族)を守るヒーローたちの話!
う~ん、自分について新たな発見です
リサ・クレイパスのトラヴィス家シリーズも大好きで、これも家族愛がテーマだな。
読書って、自分の心の琴線がどこにあるのか気づくきっかけにもなりますね。

というわけで長くなりましたが
そしてほかにもお勧めしたい作品が多々ありますが
心動かされる本を探している方はぜひ、まずは上記の厳選作品の数々を読んでみてください
感想お待ちしています♡

邦訳作品を読むたび
翻訳家の方々のプロフェッショナルさに感嘆します
原作の魅力を存分に引き出し、日本語の美しさで読者を惹き込んでくれる
素晴らしい翻訳(日本語の文章)をしてくださる翻訳家の方々を心から尊敬しています
アウトランダーシリーズの加藤洋子さんも
ハイランドガードシリーズの芦原夕貴さんも
銀盤より愛を込めての高里ひろさんも
ノーラ・ロバーツ&J.D.ロブ作品を手掛ける翻訳家チームの方々も
リズム感のいい文章、絶妙な言葉の選び方、情景が目に浮かぶような素晴らしい翻訳で作品を読ませてくださって本当にありがとうございます!と伝えたい!!!

未邦訳の読みたい作品が山もりだくさんにあるのに
翻訳出版業界が低迷していてなかなか読めない状況です
なんとかしてこの状況を打破して、魅力溢れる海外の小説をもっともっと日本語で読めることを心の底から願っています。
出版業界に詳しい方に話を聞いたところ、
「翻訳出版は利害関係者が非常に多く、そのどこかがボトルネックとなると、
たちまち流れが滞り、全体が止まってしまうことがよくあるようです」とのこと
うう・・・・・
この流れの滞りを打破するには、何をどこからどうすればいいのか、自分に何ができるのかわからず、道のりは遠く長いかもしれませんが
いつかいつの日か、思う存分翻訳作品を楽しめるようになりますように
何かアイディアのある方はぜひ、メールでお知らせいただけたら嬉しいです。

それから、本好きな私にとってリアル書店は人生に欠かせない存在で
仙台市内でも書店が次々閉店していくのが残念でたまりません
ウェブで注文しても手軽に買える時代ではありますが
実際に店頭で手に取りながら本を選ぶ楽しみは、やはりリアル書店ならではのもの。
そう思うので出来得る限り私は本屋さんで本を購入しています
一読者として書店を応援し続けたいと思っています
人生に感動をもたらしてくれる本との出逢いを大切にしています。
是非皆さまも、お気に入りの書店でお気に入りの本との出逢いを楽しんでください
毎日の生活にますますたくさんの感動が訪れますように♪



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