手元に届いたとても興味深い英語のレポート25枚×2を抱えて
Englishにも果敢に取り組んでおります
面白いなあと思うのが、「え?これってスペイン語では?」と思う単語が出てきたりして
それに気付ける自分が嬉しくもある!(←と、自ら気分をアゲてます♪)
とはいえ、なぞなぞみたいな文章の数々に四苦八苦。
今までどこに行ってもジェスチャーと目ヂカラとメロン(注:イルカが持ってるメロンのこと。「私はこう言ってます!」というテレパシー送信状態)で乗り切ってきてしまったことを悔やみながらも
意外と単語って覚えてるものだな、と思ったり (そうでもなかったり)
ところで、「Q」 がつく車のメーカーって、何?!
もしご存知の方がいたらぜひ教えてください
チョロQ?って思ったのは私だけでしょうか (←車ですらないですね 汗)
上記の英文レポートについては、いつか報告できるようになったら皆様にも熱くお伝えさせていただきます(意味不明な記載ですみません)
さてさて、英語も面白いけれど、私が夢中なのは Espaňol!
といわうけで、スペイン旅行観光初日、マドリードでの時間を綴ります
前回のブログに書きましたが、長時間のフライトを経て、ようやく到着したマドリード。
今、何時?とぼーっとするヒマもなく、早速バスに乗り込んで観光へ向かいました
ふつうに考えたら、このスケジュール。丸一日移動してその後観光なんて、アリエナイほどの強行ツアーです
添乗員の I さんも
「強行突破的な初日ですが、みなさん、この安さで、世界遺産を12か所観るツアーですから、がんばりましょう!」とのこと
そんなハードスケジュールにもかかわらず、時間が経つほどに元気になったのが不思議です
目に見える文字、耳に届く言葉、すべてがスペイン語!という当たり前のことに超絶にワクワク
ほんとにスペインに来たんだ!!!と思ったらもう、嬉しくて嬉しくて。楽しくて楽しくて。
あ、それで、マドリード観光の話ですね、楽しかった!ってばっかり書いても話が進みませんね
まず訪れたのはスペイン広場。観光1日目は、私はまだ写真を撮る余裕がなくて、写真を載せられないのが残念ですが
スペイン広場はもちろん、バスから見える並木が綺麗で。観光地にたどり着くまでの時間もすべて楽しかった
その後、王宮観光。丁寧に手入れをされた庭園を歩きながら添乗員さんに歴史の話を聞くと、その当時のことをリアルに想い描けて不思議な気分になりました
王宮の中もそれはもう見事。食事ごとの部屋(朝、昼、晩、違う専用の食事の部屋!)や謁見の間、用途に合わせた豪華な造りが圧倒的。天井の高さもすごい。
かかっているカーテンの繊細な刺繍も素晴らしかったです
結婚式に使われた代々のウェディングドレスの展示がまたすてき。
贅沢なシルク、レース、ドレープの美しさといったら、もう!!!どのデザインも綺麗だったなあ
この時代、今のように便利な機械やインターネット情報なんてなかったのに、こんなにも緻密で繊細で豪華で壮大で美しくて、
そして時代の移り変わりに耐えうるものを作ってきた方々の努力、技術、情熱、想いを形にする力、費やした時間に想いを馳せるひとときでした
どんなに言葉を並べても、あの美しさは表現できないし、写真でも伝えきれないと思います
機会があればぜひぜひ皆様も、スペインへ♪
そして観光初日。まだまだツアーは続きます。
次に向かったのはプラド美術館。途中で現地のガイドさんをピックアップし(初日のこのマドリード観光時だけ日本人のガイドさん)、
現地の話をいろいろ聞きました
「今日は夕方からデモがある日だから道路が混みます、早め早めに行きましょう。」と言うので、デモ?何か、事件?と思ったら
土曜日の夕方はわりと頻繁に何らかのデモがあるとのこと
特にバケーション明けの土曜日は、「休みをもっと増やせ!」というデモが盛んらしく (なんか、わかりやすいですね!)
言われてみると確かに、道路の要所要所にパトカーが停まっていて交通整理も始まりそうな様子
というわけで私たちは、デモを避けて裏道を通りながら(ドライバーさんの道路知識がすごかった!)プラド美術館に向かいました
行く途中で立ち寄ったお店で、私はとびきりステキなショートブーツを買うことができて
この日本人のガイドさんに誉められたくらいです。良く見つけましたね!って。
それくらい、この街は、親しみやすかった。(私は普段衝動買いはしないので。)
夕食を食べたレストランでも、ウェイターのおじさんとスペイン語で初めて会話できて親近感倍増。心に残る思い出です。
そして到着したプラド美術館。これが・・・素晴らしかった、のひとことに尽きます
土曜日の夕方でデモもあったためか、来場者が珍しく多くなくて
スムーズに入れて、そして、名画の数々の前で、私たちだけになる時間の数々!
これ、本当に、ラッキーだったと思います、ガイドさんも驚いていました
「あら?私たちだけですね。この絵を正面からゆっくりこうして観られるなんて珍しいですよ」と言いつつ
「このタイミングですから、私がオススメの絵をピックアップしてご説明しますね」と、絵が描かれた背景、そのときの画家と王宮の関係、人間模様などなどを
迫力のある原画の前でわかりやすく話してくれるのです
特に印象に残ったのは、ある絵に描かれた女性の、穏やかな表情はもちろん、手の先までまるで今もそこに体温があるかのように、温かみを絵が伝えていること。さらに、この女性が身に着けている宝石が、立体感を持って輝いていること(3Dかと思った!)。さらに、ビロードのなめらかさが、ありありと、自分がそれに触れているかのように伝わってくること。
私は絵画は印象派が好きで (なのでたまに行く山形美術館がお気に入り)、それ以外はあまり興味がなかったのですが
実際に観ると、やっぱり本物はすごい!ゴヤやグレコの名画の数々に、感嘆するばかり
さらに!
たまたま数か月前に、タイトルは忘れてしまったけれど、マハの絵のことを題材にした本を読んだのを思い出しました
『裸のマハ』にまつわるエピソードをミステリー的に書いた小説で、なぜ私がその本を読んだのかよく覚えてません
(今、タイトルを調べてみたら 『楽園のカンヴァス』 原田マハ 新潮社)
それが!その絵が!目の前に!
『裸のマハ』と『着衣のマハ』の両方が、どこの美術館に貸し出されもせずに並んでおり、
まるで貸切り状態で、ガイドさんの説明を聞きながら、観ることができて驚き
小説を思い出しつつ、いろいろなシーンが思い浮かんで楽しかったです
この本を読んだ時にはまさか自分が実際にこの絵を観る日が来るとは思いもしませんでした。
さらに、偶然先週読んだ『NHKラジオ講座』のテキストに、「マハ」の意味が書いてあって、タイトルを理解できることも嬉しく (注:「素敵な女性」という意味)
絵を保存するのに完璧な状況の、そして美しい建物の美術館の中で、
本で読んで知っていた絵画、スペイン語の教材のウェブサイトで観ていた名画の数々を
実際にすぐそばで、目の前で、まさに本物を、絵に詳しいガイドさんの解説を聞きながら観ることができて・・・。
今も、プラド美術館の入場チケットも大切に取ってあります
このチケット。デザインの種類がたくさんあるようで、ひとりひとり違う柄でステキ。
マドリードでの時間ひとつひとつが印象に残っていて、ついつい書き連ねてしまいました
そしてですね・・・(まだ話は続くのです!)
とにかく、マドリードは、ホテルが最高に快適でした
水がいいのだと思います。超・敏感肌な私が太鼓判を押したいくらい。
食事もとっても美味しくて、マドリードのホテルで食べた朝食は、私の史上に残りました。本当に、美味しかったの。
絞りたてのフレッシュジュース、焼きたてのトルティージャ、珍しい生ハムやスペイン独特の白いメロン
トマトソースとオリーブオイルをつけて食べるとさらに美味しくなるパン、香り豊かな珈琲、そして、ウルトラ級に美味しい焼き菓子の数々。
どんなに熱く語っても、あのホテルの食事の美味しさは語りきれません!!!
スペイン滞在1日目。旅が始まった嬉しさを、さらにさらに嬉しくしてくれた快適な街、マドリード。
以上、現地からのリポート (を、記憶をたどって書きました!)。
次は観光2日目の話を熱く綴ります!!!
今日も、スペイン風焼き菓子の嬉しい感想をいただきました
本当に、このお菓子。なんともいえない優しい味で、そして、元気が湧いてくる不思議なお菓子。
これを作ろうと思ったのも、スペインに行ったおかげです。これからも大切に作ろうと思います(たまにしか作れない作り方だけど!)
来月のチョコレートクッキーのお問い合わせも早速いただいて、嬉しい!
とびきり幸せな味わいのレシピに仕上げますのでお楽しみに!!!
明日も、明るい一日を。
あなたが笑顔ですごしていますように。
寒い日が続きますね、暖かく心地よくおすごしください。